平成28年(2016年)という年は、平成27年(2015年)の介護報酬改定からの流れで多くの介護事業所が四苦八苦をしながら介護サービス事業を続けてきたかと思います。

介護保険最新情報等によると、平成29年(2017年)は、4月より一部の要支援サービスが市町村の総合事業へと変わりますし、介護職員の月額賃金を平均1万円改善する方向で話が進んでいるようです。

また、団塊の世代が後期高齢者(75歳以上)となる2025年問題までに介護人材の充足と、地域包括ケアシステムの構築が重要とされていますが、大きな制度改定が可能となる医療と介護の同時改定は6年に一度しか行われず、2025年までには平成30年(2018年)と平成36年(2024年)の2度しかありあません。

平成36年(2024年)は2025年問題の前年となるため、ここでの制度改定は2025年に間に合わない可能性もあります。よって、平成30年(2018年)の制度改定が非常に重要とされており、来年はそれに向けての内容が次々と決まっていく年になるかと思います。

当施設も、再来年の介護保険制度改定に向けて準備を進めるとともに、当施設の職員一同、入苑者様及びご家族様といつも笑顔でいられるような温かい施設を目指しますので、来年もまた本年と変わらぬご交誼のほどよろしくお願いいたします。